最近の詐欺メールやSNSの特徴は、AIによって日本語が非常に自然になっているため、昔のように「日本語が不自然」というだけでは見抜きにくくなっています。スマホで見分けるための具体的なコツを、なるべくたくさん挙げます。カテゴリー別に整理しました。
1. 発信元・送信者を確認する
- メールアドレスやURLを必ずチェック
- 正規の企業なら公式ドメインが使われます。例:「@amazon.co.jp」など。
- 一文字違い(例:@amaz0n.co.jp)や知らないドメインは危険。
- SNSアカウントの名前だけでは信用しない
- フォロワーが少ない、プロフィールが空、アイコンがAI生成っぽい場合は要注意。
- 電話番号も同様
- 不明な番号からのSMSや着信でURLを送ってくるのは危険。
2. URLやリンクの挙動に注意
- リンク先を長押しで確認
- 短縮URLやリンクが本物っぽくても、長押しで完全URLを確認。
- httpsでも安心しない
- 「https」は暗号化通信の証明ですが、詐欺サイトでも取得可能。
- クリック前に検索
- サイト名やURLをGoogleで検索して、公式か確認。
3. メッセージの内容・文面で見分ける
- 心理的プレッシャーや緊急性
- 「今すぐ対応しないと口座が凍結します」「賞金が当たっています」など。
- 個人情報の要求
- クレジットカード番号、暗証番号、マイナンバーなどを聞いてくる場合は99%詐欺。
- 妙に褒める・親近感を演出
- SNSで「あなたに特別に教えます」「絶対に秘密にしてください」と誘導。
- AI文章特有の微妙な違和感
- 文は自然でも、少し論理の飛躍があったり、感情表現がやや不自然。
4. 添付ファイルに注意
- PDF・ZIP・exe・apkなどは危険
- スマホではexeやapkは特に危険。開くとマルウェア感染の可能性。
- 公式アプリ経由で確認
- 「公式アプリから通知されています」と書かれていても、アプリから直接確認。
5. SNSでの詐欺の特徴
- 偽アカウントによる友達申請
- 知り合いの名前でもアカウントが新しい、投稿が少ない場合は要注意。
- DMで金銭やギフトを要求
- 「Amazonギフトカードを買って送ってください」などは典型的。
- リンク先でログイン誘導
- 本物そっくりのログインページに誘導してID・パスワードを盗む。
6. 小さなチェックポイント
- 送信時間が夜中や深夜
- 文末が「よろしくお願いします」ばかり繰り返す
- 日本語は正しいが微妙に言い回しが不自然
- 公式サイトの表記と微妙に違う(例:「Amazon.co.jp」→「Amaz0n.co.jp」)
- 複数回に分けて同じ内容の連絡が来る
7. スマホならではの注意
- 通知をすぐ開かない
- SMSやアプリ通知でURLをすぐタップしない。
- OS・アプリを最新に保つ
- セキュリティ脆弱性を狙った攻撃に対策。
- 2段階認証を必ず有効化
- 万一IDが盗まれても被害を最小化。
✅ 見分けるためのルールまとめ(スマホ版)
- URL・送信元を必ず確認
- 急かす内容はほぼ詐欺
- 個人情報は絶対に送らない
- 添付ファイルやアプリは公式のみ
- 不自然な文章や微妙な違和感に敏感になる
- SNSで金銭要求は即アウト
- OS・アプリは最新、2段階認証を必ず
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