台所で使う布巾や手拭きタオル、手拭いは、食中毒予防の観点から毎日洗濯・消毒するのが理想的です。理由と具体的な方法をまとめます。
1. なぜ毎日洗濯・消毒が必要か
- 雑菌・ウイルスの増殖
- 台所で使う布巾やタオルは、水分・食べかす・手や器具の触れた汚れで菌が増えやすいです。
- 黄色ブドウ球菌や大腸菌、サルモネラ菌などが付着して、布を介して食中毒の原因になることがあります。
- クロスコンタミネーション(交差汚染)防止
- 同じ布で生肉・魚や野菜を拭くと、菌が移ってしまうことがあります。
- 湿ったまま放置は危険
- 湿った布は菌の温床になります。乾燥させるだけでは十分ではなく、洗濯・消毒が必要です。
2. 洗濯・消毒の方法
■洗濯方法
- 毎日洗うのが理想
- 高温(60℃以上)の洗濯機で洗うと菌が死滅しやすい
- 食品汚れが多い場合は、洗剤と一緒に**漂白剤(塩素系または酸素系)**を使用
■手で消毒する場合
- 煮沸:小さめの布は5分ほど煮る
- 塩素系漂白剤:薄めて布を浸ける(約10分)、その後よくすすぐ
- 乾燥:乾燥機や天日干しで完全に乾かすことも消毒効果あり
■使い方の工夫
- 用途別に布を分ける
- 手拭き用、食器拭き用、調理用など
- 濡れた布は放置しない
- 水切りかけ、布巾立てなどで乾燥させる
- 使い捨てペーパータオルの併用
- 生肉や魚を扱うときは、布巾ではなくペーパーで拭くと安心
3. まとめ
- 台所の布巾・タオルは菌が非常に増えやすい
- 毎日洗濯・消毒するのが最も安全
- 用途別に分けて、濡れたまま放置しないことが重要
- 必要に応じて、煮沸や漂白剤で消毒するとさらに安全
💡 ワンポイント
- もし忙しい場合は、生肉・魚を扱った布は使い捨てにすると交差汚染リスクを減らせます。
- 手拭きタオルは複数枚をローテーションで使うと、毎日清潔に保てます。
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