※金額は日本国内の一般的な事例に基づいた目安で、個別事情によって大きく変動します。
1️⃣ 浮気・不貞行為の場合
ケース | 相場の目安 | ポイント・条件 |
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不貞発覚・離婚せず慰謝料請求 | 10〜50万円 | 配偶者が離婚に至らない場合の軽い精神的苦痛に対する慰謝料 |
不貞発覚・離婚を伴う慰謝料請求 | 50〜300万円 | 配偶者が離婚を望む、子どもがいる場合は高額になりやすい |
浮気相手に対する慰謝料請求 | 50〜200万円 | 不貞行為の期間・頻度・社会的立場・子ども有無で変動 |
長期間の継続的な不貞 | 200〜500万円 | 浮気が長期間にわたる場合、精神的苦痛が大きいため高額化 |
証拠が複数・明確な場合 | 上限500〜1000万円 | 浮気の証拠(ホテル・メール・SNS・写真・探偵報告)を複数揃えると増額可能 |
2️⃣ 喧嘩・暴力(DV・精神的苦痛)による慰謝料
ケース | 相場の目安 | ポイント |
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軽度の口論・短期間の精神的苦痛 | 5〜30万円 | 証拠が少ない場合や軽度の言葉の暴力 |
軽いDV・一時的暴力 | 30〜50万円 | 医療記録や目撃証言がある場合 |
継続的・重度のDV | 50〜300万円 | ケガや精神的被害が大きい場合、医師・証言の証拠が必要 |
子どもへの暴力が同時に発生 | 50〜500万円 | 子どもへの精神的被害も加算される可能性 |
3️⃣ 不倫・浮気+喧嘩・暴力が複合する場合
ケース | 相場 | ポイント |
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不貞行為+軽度の言葉の暴力 | 50〜100万円 | 浮気の慰謝料に口論の精神的苦痛を加算 |
不貞行為+DV(軽度) | 100〜200万円 | DV証拠と浮気証拠が揃う場合、合算可能 |
不貞行為+DV(重度・長期) | 200〜500万円 | 子どもや精神的苦痛の影響も加味され高額化 |
4️⃣ ケース別の具体例
- 短期間の不貞(1〜2回)
- 慰謝料:50〜100万円
- ポイント:離婚せず和解の場合は低め、浮気相手への請求も同額程度
- 長期間の不貞(半年〜1年)
- 慰謝料:150〜300万円
- ポイント:複数のホテル宿泊・通話履歴・写真など証拠があれば増額
- 不貞+軽度DV(言葉の暴力)
- 慰謝料:100〜200万円
- ポイント:暴力証拠(診断書・録音・日記)があると増額の材料になる
- 不貞+重度DV(怪我・入院)
- 慰謝料:200〜500万円
- ポイント:医師の診断書、警察記録、探偵報告など複数証拠で上限に近づく
- 不貞・DV+子どもがいる場合
- 慰謝料:300〜500万円以上も可能
- ポイント:精神的苦痛・生活への影響を加味して増額
5️⃣ 支払方法の相場・実務
- 一括支払い:希望額に応じて合意することが多い
- 分割支払い:50〜100万円以上の高額の場合は、分割払いも交渉可能
- 公正証書で和解金を残すと、未払い時に強制執行可能
💡 補足ポイント
- 慰謝料は**裁判所の基準(民法・過去判例)**が目安
- 証拠の有無・浮気期間・子どもの有無・精神的苦痛の程度で増減
- 浮気だけでなく、DV・暴力・精神的虐待が加わる場合は合算できる
- 和解交渉では、この相場を基準に「譲歩可能ライン」を事前に決めておくとスムーズ
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