土地家屋調査士の収入は「勤務か独立か」「地域」「受注件数」によって差が大きいですが、統計や業界団体の調査をまとめると以下のような目安があります。
1. 勤務(事務所や企業に雇われる場合)
- 年収目安:300万〜500万円程度
- 初任給:月20〜25万円前後が多い。
- 実務経験を積み、測量技術や登記実務に長けてくると400〜500万円クラスに。
2. 独立・開業の場合
- 年収目安:400万〜1,000万円超まで幅広い
- 開業当初:300〜500万円前後が一般的。
- 顧客・不動産業者・建設会社などと継続的な取引を持つと
600〜800万円は十分狙えます。 - 大型開発や公共事業を多く請け負うベテランだと
1,000万円超えも珍しくありません。
※ 収入のカギは「案件数×単価」。
分筆登記や建物表題登記など1件あたり10万〜数十万円が多く、
月に何件受けるかで大きく変動します。
3. 収入を左右するポイント
- 地域差:都市部は案件が多いが競争も激しい。地方は単価がやや低め。
- 営業力:不動産会社・建設会社・司法書士とのネットワークが重要。
- チーム体制:測量士や補助者を雇い大規模案件を受注できる体制を持つと高収入に。
4. 他資格との組み合わせ
- 測量士、行政書士、司法書士などを兼業すると
ワンストップサービスが提供でき、収入の安定化・増加につながります。
まとめ
- 勤務調査士:年収300〜500万円
- 独立開業:年収400万円〜上限は1,000万円超も可能
- 自分で営業・顧客開拓できるか、案件をどれだけ回せるかが
年収の最大の分かれ目になります。
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