1. 寄付金控除の種類
① 所得税の寄付金控除
- 対象:認定NPO法人、公益社団・財団法人、地方公共団体などへの寄付
- 控除額の計算:
寄付金額(年間合計)-2,000円
が控除対象- 所得税率に応じて税額控除
- 申告方法:確定申告で「寄付金控除」を申請
② 住民税の寄付金控除
- 対象:認定NPO法人、公益法人、自治体など
- 控除額:
- 基本控除:寄付金額(年間合計)-2,000円
- 控除率:所得に応じて10%前後
- 申告方法:確定申告またはワンストップ特例制度(自治体寄付の場合)
③ ワンストップ特例制度
- 対象:給与所得者で確定申告不要の人
- 条件:
- 1年間に寄付した自治体が5団体以内
- 自治体に「寄付金税額控除の申請書」を提出
- メリット:確定申告不要で住民税控除が受けられる
④ その他の控除
- ふるさと納税:
- 自治体に寄付すると、住民税・所得税が控除
- 控除額上限は年収・家族構成に応じて異なる
- ほとんど自己負担2,000円で返礼品も受け取れる
2. 税控除のポイント
- 対象団体か確認:認定NPO法人・公益法人・自治体のみ控除対象
- 領収書を保管:確定申告やワンストップ特例に必要
- 寄付の種類で控除額が変わる:現金・クレジット寄付が一般的
- ワンストップ特例は自治体寄付のみ:NPO法人など民間団体への寄付は確定申告が必要
💡 まとめると:
- 自治体や認定NPOへの寄付は、所得税・住民税で控除が受けられる
- 確定申告を行うか、ワンストップ特例を使うかで手続きが変わる
- 控除額は「寄付金額-2,000円」をベースに計算
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