独立後の案件獲得ロードマップをさらに具体化し、月単位・週単位のタスク化まで落とし込みます。
これにより、情報収集からアポ取り、案件受注、評価書提出までの流れを日常業務レベルで管理できます。
不動産鑑定士独立後：月・週単位案件獲得タスク表（例）
1. 月単位タスク（年間サイクル例）
| 月 | タスク | 備考 |
|---|---|---|
| 1月 | 年初の案件ポートフォリオ整理・優先順位付け | 昨年の案件実績とネットワークを整理、今年のターゲット決定 |
| 2月 | 都市型高額案件・公共案件の年度計画確認 | 公共事業入札公告・開発会社計画確認 |
| 3月 | 相続・中小案件の顧客フォロー | 税理士・金融機関への定期連絡 |
| 4月 | AI・データベースによる案件候補更新 | 過去取引事例や地価動向の自動分析 |
| 5月 | セミナー・交流会参加 | 新規ネットワーク構築、紹介案件獲得 |
| 6月 | 半期レビュー・案件優先度見直し | 成約状況・接触履歴を整理、次期戦略を調整 |
| 7月 | 都市型高額案件・大型公共案件の接触強化 | 開発会社・外資投資家・行政担当者へのアポ集中 |
| 8月 | 相続案件の繁忙期対応 | 顧客面談・評価書提出集中 |
| 9月 | AI分析で案件候補再評価 | 過去半年の市場データ・取引事例更新 |
| 10月 | 既存顧客フォロー・紹介ルート活用 | 継続案件・新規案件獲得 |
| 11月 | 年末案件整理・未解決案件確認 | 年度末締め、評価書提出漏れ防止 |
| 12月 | 年間総括・次年度戦略立案 | 成果評価、ネットワーク強化計画、優先案件決定 |
2. 週単位タスク（例）
| 曜日 | タスク | 対象案件 |
|---|---|---|
| 月曜日 | 案件候補整理・情報収集 | 都市型高額、公共、相続 |
| 火曜日 | 既存顧客・行政・金融機関への定期連絡 | 全案件 |
| 水曜日 | 新規アポ取得メール・電話 | 優先度高案件、紹介ルート |
| 木曜日 | 顧客面談・ヒアリング | 都市型高額・公共・相続 |
| 金曜日 | 評価書作成・確認 | 進行中案件、締切対応 |
| 土曜日 | AI分析・過去事例整理 | 案件補正・判断材料 |
| 日曜日 | 翌週計画整理・メール返信 | 全案件の進捗管理 |
3. 活用ポイント
- 案件タイプ別に優先順位を付ける
- 高額案件・大型公共案件は接触優先
- 相続・中小案件は定期フォローでリピート確保
- 情報収集 → アポ取り → ヒアリング → 提案のフローを繰り返す
- 週単位タスクで日常化することで漏れ防止
- AI・データベース活用
- 案件候補の自動整理・補正材料抽出
- 顧客説明用資料の作成効率化
- ネットワーク維持
- 顧客・行政・金融機関への定期連絡を組み込む
- 紹介案件の獲得確率が上がる
- 進捗管理
- 週末に翌週計画を整理
- 案件の優先度・締切・対応者を明確化
💡 まとめ
- 月単位で戦略を立て、週単位で具体行動に落とすことで、独立後も安定した案件獲得と収入維持が可能
- AI・人的ネットワーク・公的・民間情報を組み合わせ、フローを日常化するのが成功の鍵
- 案件タイプ別にアプローチ方法を明確化することで、効率と信頼性が向上
コメント