不動産鑑定士の**独立後・案件獲得ロードマップ(アポ取りフロー付き)**を、タイプ別に年間スケジュール化して整理します。
独立後 案件獲得ロードマップ(タイプ別・年間スケジュール)
1. 都市型高額案件特化型
年次 | 活動内容 | アポ取り・情報活用 |
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1年目 | 都心小規模売買案件の経験 | 民間データベース・金融機関レポートを整理。メール・電話で小規模案件の企業に接触。 |
2年目 | 中規模オフィス・商業施設案件 | 開発会社・不動産会社への面談、投資分析資料を提示。初期契約を獲得。 |
3~4年目 | 大型オフィス・再開発案件 | AI分析・過去取引事例を活用。外資投資家・金融機関へ直接アポ。戦略提案を行い信頼構築。 |
5~6年目 | 超大型再開発・複合案件 | 定期訪問・紹介ルート活用。案件リスト化し優先度順に接触。部下指導も開始。 |
7年目以降 | 高度案件の継続獲得 | 既存ネットワークのリピート活用。セミナー・講演で新規顧客開拓。 |
2. 公共案件特化型
年次 | 活動内容 | アポ取り・情報活用 |
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1~2年目 | 小規模道路・公共施設補助評価 | 自治体HP、入札公告を確認。担当課に電話・メールで案件確認。 |
3~4年目 | 中規模公共事業案件 | 入札参加、面談で案件詳細ヒアリング。評価書作成を通じ信頼構築。 |
5~6年目 | 都市再開発・高速道路 | 行政担当者との定期会合参加。AIで土地・補償情報整理。 |
7~8年目 | 大規模都市再開発 | 公共案件ポートフォリオ化。行政折衝・説明力最大化。 |
3. 相続・中小案件型
年次 | 活動内容 | アポ取り・情報活用 |
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1年目 | 郊外住宅地・小規模商業施設 | 顧客・税理士・金融機関へのメール・電話アプローチ。固定資産税データ活用。 |
2~3年目 | 複数区画相続・小規模商業施設 | 過去事例・地域ネットワーク活用。顧客面談で評価提案。 |
4~5年目 | 複雑相続案件 | 税務署・金融機関との折衝。AIで相続評価を効率化。 |
6~10年目 | 大規模相続・広域宅地 | 個人顧客のリピート確保。紹介ルート活用で新規顧客獲得。 |
4. 複合型(総合型)
年次 | 活動内容 | アポ取り・情報活用 |
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1~2年目 | 小規模案件(売買・相続・公共補助) | AI・民間・公的情報を整理。小規模案件で面談・アポ練習。 |
3~4年目 | 中規模案件 | 案件タイプ別に接触戦略。メール・電話・面談を組み合わせてアプローチ。 |
5~6年目 | 大型案件 | 投資分析・戦略提案を提示。既存ネットワークを活用して継続案件獲得。 |
7~8年目 | 超大型複合案件 | 複合案件ポートフォリオ化。部下育成、行政・金融機関ネットワークを最大活用。 |
9~10年目 | 全案件の継続獲得 | 定期訪問、セミナー・講演で新規開拓。AI分析で案件優先度管理。 |
🔹 ポイント
- 情報整理 → 接触 → ヒアリング → 提案のフローを年間スケジュールに組み込む
- タイプ別に接触優先度を設定
- 都市型高額案件 → 開発会社・外資・金融
- 公共案件 → 行政・入札担当者
- 相続案件 → 個人顧客・税理士・金融機関
- AI・ツールを活用して案件候補を効率管理
- ネットワークを継続的に更新
- 契約後も信頼維持
💡 まとめ
- 入手した情報は「直接アポ取り」とセットで活用する
- 年間・四半期ごとに接触計画を立て、優先度順に案件にアプローチ
- AIやネットワークを駆使し、継続的・効率的な案件獲得フローを作ることで独立後も安定収入
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