不動産鑑定士の世界:”不動産鑑定士”になる>1日業務フロー × 案件タイプ × 手法 × 使用ソフト(ガントチャート風)

これにより、新人でも今日の作業手順と使うツールが一目で分かる実務フローになります。


不動産鑑定士 1日業務フロー × 案件タイプ × 手法 × 使用ソフト(ガントチャート風)

時間帯売買案件相続・贈与案件公共事業案件使用ソフト・アプリ主な作業内容
9:00-9:30依頼確認・手法選定依頼確認・手法選定依頼確認・手法選定Excel / スプレッドシート案件タイプ把握、手法選択、過去事例確認
9:30-11:00現地調査(土地・建物・周辺)現地調査(権利関係・敷地確認)現地調査(地形・道路・権利範囲)AutoCAD / Google Earth / ArcGIS現場状況把握、測量・敷地図作成、写真撮影
11:00-12:00資料収集・整理(取引事例・賃料相場)登記簿・固定資産情報・地価データ収集公示地価・権利情報・都市計画資料収集国土交通省 / 土地総合情報ライブラリ / e-Statデータ整理、行政資料取得、比較データ作成
13:00-15:00収益還元法計算(DCF・利回り)収益還元法・原価法計算原価法計算・減価補正Excel / 専用評価ソフトキャッシュフロー計算、減価償却、再調達原価計算
15:00-16:30取引事例比較法・補正比較事例法・補正比較事例法・補正Excel / 専用評価ソフト / REINS類似性評価、補正計算、統計分析
16:30-18:00報告書作成・提出報告書作成(税務・権利整理用)行政提出資料・報告書作成Word / PDF / PowerPoint鑑定評価書作成、図表・グラフ挿入、提出用整形
18:00-18:30振り返り・データ整理振り返り・データ整理振り返り・データ整理Excel / クラウドストレージ今日の作業まとめ、データ保存・共有、次回準備

🔹 フローのポイント

  1. 案件タイプごとに1日の作業手順を明確化
    • 売買:投資価値・市場価格中心
    • 相続・贈与:権利整理・税務対応中心
    • 公共事業:補償・公共性・地形分析中心
  2. 手法ごとに使用ソフトを明確化
    • Excel / 専用評価ソフト:計算・分析
    • CAD / GIS / Google Earth:現地図・地形分析
    • Word / PDF / PowerPoint:報告書作成
    • データベース:情報収集
  3. 経験に応じた効率化
    • 1年目:作業に時間がかかるがチェックリストで補助
    • 2~3年目:手法・ソフトに慣れ、作業速度向上
    • 4~5年目:複雑案件でも自律的・短時間で処理可能
  4. 振り返り・データ整理の重要性
    • 日次でデータやノウハウを蓄積することで、次回作業効率が大幅に向上

💡 このフローを実際にタイムライン図やガントチャート形式の図にすると、
新人でも「今日どの案件で何をどのソフトで行うか」が直感的に分かり、業務習熟度を計画的に向上させられます。

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