日本国内には不動産鑑定士が所属する鑑定事務所が全国に多数あります。
ただし規模・業務内容・地域性によってタイプが大きく異なります。
1. 事務所数の目安
- 登録鑑定士は全国で約9,000人前後(日本不動産鑑定士協会連合会データ)。
- 多くは「個人事務所」や「小規模法人」に所属しており、
全国で数千件規模の鑑定事務所が存在します。 - 東京・大阪など都市圏に集中していますが、
47都道府県すべてに必ず鑑定士が活動しており、地方にも一定数あります。
2. 主なタイプ
タイプ | 規模の特徴 | 主な業務 |
---|---|---|
大手総合系 | 従業員50〜100人超 | 全国案件・証券化・再開発など大型案件。例:タス・日本ヴァリューサービスなど |
中堅法人 | 10〜30人 | 銀行担保評価・公共事業・不動産ファンド |
個人事務所 | 1〜数人 | 地域密着型。住宅地や商業地の評価、相続・税務案件など |
3. 探し方
- 日本不動産鑑定士協会連合会 公式サイト
- 「会員検索」で都道府県別・名前別に事務所や鑑定士を検索可能。
- 求人サイト/転職エージェント
- 不動産金融や鑑定士向け求人で事務所名が掲載される。
- 地元銀行・士業ネットワーク
- 取引のある鑑定事務所を紹介してもらえるケースも。
4. 就職・転職時のポイント
- 案件分野(証券化・相続・再開発など)
- 教育体制(新人研修やOJTの充実度)
- 待遇・報酬形態(固定給+歩合か、完全固定か)
- 勤務地・支店網(地方勤務希望か都市圏か)
まとめ
- 鑑定事務所は全国に多数あり、都市部ほど選択肢が豊富。
- 大手~個人まで規模も仕事内容も多様なので、
希望する案件内容や働き方に合わせて事務所を比較すると良いでしょう。 - 不動産鑑定士
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