ITコンサルタントの世界:”ITコンサルタント”になる>社長・代表者向け:現状・将来像データ依頼テンプレート(実務用)

経営層(社長・代表者)向けに、専門用語を使わず、数字・行動・矢印図・簡単な表で現状と将来像を依頼するテンプレート を作ります。


社長・代表者向け:現状・将来像データ依頼テンプレート(実務用)


1. 依頼の趣旨(冒頭文例)

「日々の業務や売上・在庫の状況を整理していただくことで、作業の改善や欠品の防止をより効率的に進められます。専門用語は使わず、数字や作業内容を簡単に記入していただく形式です。」


2. 現状把握(As-Is)シート

項目記入例記入内容(記入欄)
日々の主要作業注文の確認、在庫チェック、発注入力
作業時間1件あたり10分、1日60件
月間作業回数発注作業:60回、在庫確認:120回
主要数字売上数量、在庫数量、欠品件数
課題・困っている点手作業が多い、欠品が多い

※補足文:

  • 専門用語は使わず、日々の行動や数字で記入
  • 矢印図や簡単な表で現状フローを示すとより理解しやすい

3. 期待する将来像(To-Be)シート

項目記入例記入内容(記入欄)
理想の作業フロー注文確認→在庫自動チェック→自動発注
作業時間の目標1件5分以内に短縮
欠品・ミスの目標欠品率5%以下
数字での成果イメージ売上増加10%、作業時間半分
改善希望点手作業を減らしたい、数字をすぐ見られるようにしたい

※補足文:

  • 理想は現状と同じ形式で数字・行動ベースで記入
  • 「自動でやってくれる」「見やすくなる」など簡単な言葉に置き換える

4. 簡易可視化サンプル(矢印図)

現状:注文確認 → 在庫チェック → 発注入力 → 確認メール送信

理想:注文確認 → 自動在庫チェック → 自動発注 → 自動通知
  • 矢印で作業の流れを示すと、経営層も直感的に理解しやすい
  • 「自動でやってくれる」「数字が見やすい」といった表現で説明

5. 記入時の注意点(分かりやすい言葉で)

  • 専門用語は使わず、日常の行動・数字・目標値で記入
  • 欠品率や作業時間など「数字で分かる指標」を記入
  • 理想像は「こうなったら便利」「こうなると助かる」という形でOK

6. 提出方法

  • ExcelまたはWord形式で入力
  • 入力後、簡単に矢印図や表を作って送付
  • 記入に迷う場合は担当者がサポート

💡 ポイント

  • 社長・代表者にとって分かりやすい言葉で依頼
  • 現状(As-Is)と理想(To-Be)を同じ形式で出してもらう
  • 数字・行動・簡易図の3つを揃えることで、PoCや作業設計に即反映可能
  • 専門用語なしで理解・承認を得ることが最優先

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