ミシュランガイドとは?:インスペクター/会話の基本方針

インスペクターは店主やスタッフとの会話自体は問題ありませんが、一定のルールや範囲が徹底されています。詳細に整理します。


1. 会話の基本方針

  1. 自然な一般客としての会話
    • 注文や料理内容の質問、料理に関する簡単な会話はOK
    • 料理やサービスへの過度な質問・観察行動は避ける
  2. 自己紹介や職業の告知は禁止
    • 「ミシュラン」や「食の評論家」と名乗ることは絶対にない
    • 身分を隠し、一般客として振る舞う
  3. 評価内容について口外禁止
    • 「この料理をどう評価するか」や「後で点数をつける」といった話は絶対にしない

2. 会話の範囲例

会話内容許可コメント
料理の材料や調理法の質問一部OK一般客が聞く程度の質問にとどめる
おすすめ料理の確認OK普通の客としてメニュー確認
料理や味の評価の質問NG味の評価は心の中で、店主には伝えない
身分・職業・所属の告知NGミシュラン社や評論家と名乗らない
写真撮影や録音NG店内で目立たず自然に行動

3. ポイント

  1. 会話は自然な範囲に制限
    • 注文やメニューに関する質問、一般的な世間話はOK
    • 評価や点数に関わる内容は一切口にしない
  2. 店主が「この客はインスペクターかも」と疑うリスクを最小化
    • 行動・会話・質問の範囲が一般客と変わらないよう徹底
  3. 情報収集は頭の中で整理
    • 会話で得た情報も評価に活用できるが、評価点や感想は店を出てから詳細に記録

要するに、インスペクターは店主やスタッフと自然に会話してOKだが、評価や職業に関する話は絶対にしないのがルールです。

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