基本的には沸騰したお湯(100℃)での加熱でも食中毒菌やウイルスを死滅させることができます。ただし、ポイントがあります。
1. 沸騰で十分な場合
- 野菜や卵以外の肉・魚の表面付近の菌は、沸騰でほとんど死滅します。
- **貝類(牡蠣など)や寄生虫(アニサキス)**も、沸騰させれば安全です。
2. 注意点
- 中心部まで火が通ること
- 肉や魚は表面だけでなく中心まで加熱しないと菌や寄生虫が残る可能性があります。
- 特に肉の厚みがある場合、沸騰湯に入れても外側だけ加熱されて中心が生のままになりやすいので注意。
- 時間も重要
- 沸騰させるだけでなく、中心温度で数分間火を通すことで安全性が高まります。
- 例:鶏肉の場合 → 中心部が75℃以上で1分以上加熱
- 鍋での加熱の場合
- 大きなブロック肉や厚い魚は、沸騰湯だけだと十分加熱されない場合があります。
- 圧力鍋や茹で時間を長めにするなど工夫すると安心です。
💡 まとめ
- 小さな食材や薄切りの場合は、沸騰湯で加熱すれば十分
- 厚みのある肉や魚は、中心まで火が通るように加熱時間や方法に注意
- 卵や貝類も、沸騰湯で十分加熱することで食中毒リスクを大幅に下げられます
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