🚗 事故被害者向け「損害賠償最大化チェックリスト」
0. 事故直後
- 警察に通報し、交通事故証明書を取得
- 現場の写真・動画を撮影(道路状況、信号、損傷箇所、 skid mark 等)
- 目撃者の名前・連絡先をメモ
- ドライブレコーダー・防犯カメラ映像を保存
1. 加害者情報の確認
- 氏名・住所・連絡先
- 車両ナンバー・免許証情報
- 自賠責保険・任意保険加入情報
2. 医療・健康管理
- 医療機関を受診(事故直後)
- 診断書・通院記録を取得
- 治療内容・通院日数・薬の種類・検査記録を整理
- 後遺障害が残る可能性がある場合、後遺障害診断書を作成
3. 損害の分類と証拠収集
損害の種類 | 証拠・書類 | チェック項目 |
---|---|---|
人身損害 | 診断書・通院記録・領収書 | 治療費・薬代・入院費をすべて記録 |
休業損害 | 給与明細・休業証明書 | 働けなかった期間の給与を明確化 |
慰謝料 | 診断書・医療記録 | 入院日数・通院日数を記録 |
後遺障害 | 後遺障害診断書 | 障害等級・症状を詳細に記録 |
物損 | 修理見積もり・領収書 | 車両・付属物損害、代車費用 |
逸失利益 | 給与明細・年収証明 | 将来収入の減少を試算 |
4. 保険会社への請求
- 自賠責保険に必要書類を提出
- 任意保険にて不足分を請求
- 書類はコピーを必ず保管
5. 直接交渉・弁護士対応
- 加害者への内容証明郵便送付(保険でカバーできない場合)
- 弁護士に相談(示談交渉・訴訟準備)
- 示談成立後は書面で確認
6. 請求できない可能性の確認
- 加害者不明(ひき逃げ・無保険)
- 自分の過失割合が大きい場合
- 証拠不足(診断書や写真なし)
- 時効を過ぎている(人身・物損ともに3年)
7. 請求金額最大化のポイント
- 証拠をすべて保存し、治療内容を詳細に記録
- 過失割合を事故状況から正確に算定
- 保険会社との交渉は、必要に応じて弁護士に依頼
- 後遺障害が残った場合は等級認定を受ける
💡 補足
- 事故直後から「記録→証拠→請求→交渉」という順序で行動すると、請求金額を最大化できます。
- 後遺障害や逸失利益は、症状や年収に応じて数百万円単位で増減するため、医師の診断書と給与証明が重要です。
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